化粧品の通販
最近の小売はAmazon等のECが非常に強い力を持っています。
その流れは当然化粧品にもあり、多くの化粧品がECサイトで買えるようになりました。
一昔前までは化粧品売り場で購入されていた方が多かったと思います。
その時にはサンプルなどを試して、自分に合ったもの使っていたのではないでしょうか。
そうした確かめができなくなってしまったことがECのデメリットですね。
ただし販売店を持たないことでコストダウンでき、製品単価が下がったことから、「まあ、合わなくても、この値段なら」と思い、買ってしまうパターンも増えているのではないかと思います。
化粧品の販売の原則
ECサイトは忙しい現代のワーカーにとって非常に便利だと、私も思います。
私もついつい通勤途中にAmazonや楽天等を見てしまい、要らないかもしれないものまでポチっと買ってしまい、買えると宅配ボックスにモノが届いているといった生活をしてしまっています。
安く、重たいものを持って買える必要もなく、お店が閉まっている時間にしか帰れなくても、家に帰れば届いている。
本当に便利です。
しかし化粧品の販売には原則としてルールがあります。
それが成分表示です。
化粧品として販売する限り、外装箱に全成分表示をすることが原則とされています。
小さな容器の場合、外装箱に印刷することができないので、別紙として全成分表示の書かれた冊子を同封しなければなりません。
または手に取れるところに全成分表示が記載された冊子を置かなければなりません。
ところが多くのECサイトでは、全成分表示が記載されておりません。
TATですら、表示されていない
TATですら、この製品が化粧品なのかどうかすら分かりませんでした。
ルクジェルは化粧品だったと思うので、このカラーも恐らく化粧品だと思うのですが…。
もし化粧品であるならば、「化粧品」であることの表示と、全成分表示をしなければなりません。
そうでなければ、手に取る人が安全なものなのか、安全ではないのか、自分にあうのか合わないのか、どうして判断できるでしょうか。
パラジェル、シャイニージェルはECサイトには表示を見つけることができませんでした。
一方レイジェル、プリジェルはしっかりと化粧品であることと、全成分表示がされていました。素晴らしい!
全成分表示をまず確認しましょう
毎度のことながら、全成分表示のルールすら遵守できない企業が、どうして安全性について真摯に取り組めるのでしょうか。
より簡単なルールですら知らないのに、より難しい安全性に関してわかるはずがないのです。
そしてその商品を手に取る人も知識なしに選んではいけません。
「化粧品≠安全」です。
化粧品の安全性はすべて、その化粧品に関わる企業に責任があります。
行政機関や何かしらの第三者機関が判断することではないのです。
何が入っているのか分からない製品を購入するのは怖いことなのです。
何が入っているのか理解できないことも怖いことなのです。
正しい知識を身に着け、安全なジェルネイルを選ぶことは、選ぶ人の責任でもあります。