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セルフネイル 安全性

セルフネイルを長く楽しむための3つの秘訣

セルフネイルを楽しみましょう

セルフネイルは、ご自宅でネイルを楽しまれることです。

ネイルは従来のマニキュアを含み、ジェルネイルのことも含みます。

ここではジェルネイルのセルフネイルについて書かせていただきます。

マニキュアやペディキュア、つまり乾燥させることが必要なタイプのネイルは数日すると欠けたり、削れたりしてしまいますが、一方で手軽といったメリットがありました。

ジェルネイルはそのメリットとデメリットが真逆で、3週間から一ヶ月ほど見た目に大きな変化なく持ちますが、一方で少し知識が必要です。

そこで少し二の足を踏まれてジェルネイルに挑戦されていない方も多いのではないでしょうか。

道具を揃える必要などがありますが、ジェルネイルも基本的には普通のネイルと一緒なので、是非、少しでも興味があれば挑戦してみて下さい。

セルフジェルネイルを楽しむために必要なもの:まずは筆

セルフジェルネイルを楽しむためには、マニュキュアのように、その材料だけを買ってくれば良いというものではありません。

まず、その材料が刷毛付きキャップのマニキュアと似たような形状のものであれば、筆は必要ありませんが、もしコンテナタイプのものであれば、筆が必要になります。

ジェリッシュ 刷毛付きキャップ
ベティジェル コンテナタイプ 筆が必要

筆にもいくつか毛先の違いで種類がありますが、初めてで慣れていない方であれば、ラウンドカットの筆がおすすめです。

ラウンド筆

少し慣れてきた方であれば、スクエアやアンギュラー、アート筆なども揃えると良いと思いますが、まずはラウンドがあれば良いのではないかと思います。

スクエアではなくラウンドを進める理由は、ラウンドであればキューティクル周りが塗りやすい為です。

ラウンドしていることでキューティクルのカーブに沿ってそのまま塗ることができます。

スクエアであればエッヂを使い、キューティクルの際までジェルネイルを塗ることができるようにはなりますが、はみ出してしまう、指にジェルネイルが付着してしまうといった危険性も上がる為、十分に練習してから使うようにして下さい。

このブログで何度も警告していますが、ジェルネイルが皮膚に付着すると、皮膚炎を発症することがあります。

最悪のケースではアレルギーになり、二度とジェルネイルができない体になってしまう可能性があるので、一度でもジェルネイルを付着させないことが重要となります。

セルフジェルネイルを楽しむために必要なもの:つぎにライト

ジェルネイルはマニキュアのように黙って待っていれば乾燥しさわれるようになるものではありません。

必ず光に当てる必要があります。

光といっても蛍光灯などの弱い光ではなく、近視外光付近の光(365~405nm)を当てる必要があります。

つまりネイル専用のライトが必要です。

ネイルライトには大きく分けて2つあり、UV蛍光灯を利用した365nmの光が出るものと、LEDを利用した405nmの光が出るものと2つあります。

ご存知の通り、LEDは長寿命であることが特徴です。

またUV蛍光灯と比べて出力も強い為、短時間で硬化させることができます。

具体的にはUV蛍光灯では2分硬化にかかるところ、20秒で硬化させることができます。

こう聞くとLEDが全てに優れているようにも見えますが、実はそうではありません。

LEDは強力な光を照射し、一気に硬化させるために、硬化熱と呼ばれる重合による発熱が伴います。

特に爪に直接塗るベースジェルや硬さを出すトップジェルを硬化させる際には、非常に高い重合熱を感じることがあります。

うまく塗れずに厚くなってしまった際には耐えられないほどの熱さを感じることもあるので、注意が必要です。

またLEDライトは1万円くらいか良いものは2、3万円しますが、UV蛍光灯のものは安いもので3000円程度からあるので、最初はUV蛍光灯のものでも良いかもしれません。

ただやはりこちらにもデメリットがあり、光が強くない為に、光が通りにくいカラージェルを硬化させにくいということがあります。

黄色や黒といった濃い色は光を透過しにくい為、一見硬化しているように見えて下の方は硬化していない状態になることがあります。

いずれにせよ、カラージェルも薄く塗り、十分に硬化させることが必要です。

セルフジェルネイルを楽しむために必要なもの:溶剤等

マニキュアを落とすときに使う除光液やコットンがジェルネイルをするときにも必要になります。

まずジェルネイルを塗る前に爪をキレイにするための消毒液等、そしてジェルネイルを落とす為のアセトンです。

加えてあれば良いのは爪表面を整えるバッファと呼ばれるスポンジやすりや、エメリーボードと呼ばれる紙やすり、メタルプッシャーなどです。

ただこれらは適当に使っても逆効果ですし、むしろ皮膚や爪を痛めることに繋がる為、気をつける必要があります。

十分に慣れた、または習ってから使うほうが良いと思います。

セルフジェルネイルを長く楽しむためには?

セルフジェルネイルを始めると、きっと初めは色々なことが大変です。

左手が塗りにくい、はみ出してしまう、すぐに剥がれてしまう、オフがしにくい。

ただこれらは腕が上がらないとどうしようもないことです。

まず長く付いている為には、適切な状態の爪を作る必要があります。

ジェルネイルがある程度浸透し、ジェルネイルの床ができた爪でなければジェルネイルはハジいてしまいます。

はみ出してしまう等はすべて浮きの原因となるので、絶対に避けなければなりません。

キューティクル際まで塗ることよりも、絶対につけないことを目標にしたほうが完成度は高いと思います。

またアセトンでのオフは爪に大きな負担がかかります。

15分以上置いて下さいと書かれているのにもかかわらず、10分で無理やりメタルプッシャーで落としたり、寒い日でも15分のままでしたり、そういうことをすればジェルネイルが十分に取れる状態になる前に落とすことになり、爪を痛めてしまいます。

爪が痛めばそれだけもろくなるので、ジェルネイルも欠けやすくなり、剥がれやすくなります。

寒い日や手が冷たければ20分、30分置くほうが良いでしょうし、できれば10分でもつるんと落ちるようなオフのできるジェルを選んで使うのが良いと思います。

セルフジェルネイルはお金があまりかからないので、おすすめではありますが、その分プロが請け負うはずの様々な責任(病気、怪我、持ち、アレルギー等)も自分にかかってきます。

是非安全に楽しくジェルネイルを楽しんで下さい。