ジェルネイルの持ちを良くする為にはプライマーを塗るべき!

プライマー

ベースジェルが浮く理由その1:応力

プレパレーションをしっかりとし、ベースジェルを塗り、規定の時間で照射し、完璧に施術したとしても、2週間くらいで浮いたり、欠けたりしてしまうことがあります。

これはなぜ起きるのでしょうか。

塗られた瞬間は爪とベースジェルはしっかりとくっついているように見えます。

ところが、そこには力がかかっている場合があります。

これが応力と呼ばれるものです。

ジェルネイルは光硬化性樹脂であり、硬化する時に体積が約10%程収縮することが知られています。

つまり、ベースジェルを爪に塗って硬化させても約10%程は収縮してしまうので、爪とジェルの界面に応力がかかります。

その結果、少しの力がジェルネイルに加わるだけで、応力を緩和させようとして爪から剥がれるといったことが起きます。

一見、硬化後に縮み等が見られないベースジェルでも、ほぼ間違いなく硬化収縮は起きており、応力がかかっていることは間違いありません。

比較的硬化後の硬度が高いジェル(トップジェルのような)ものはその硬化収縮も大きくなる傾向にあります。

その点からもベースジェルは爪への追従性が良い、硬化後の硬度が低い、柔らかい(決して粘性・粘度のことではありません)ものを選ぶほうが良いかもしれません。

ベースジェルが浮くその理由2:水分によるソークオフ

爪からは絶えず水分がジェルネイルにも供給されます。

もちろん手を洗うといった外部からの水の侵入も考えられます。

ジェルネイルはどちらかと言えば構造が緩い、すかすかの樹脂です。

つまり、その隙間にはどんどんと水分が侵入できます。

硬化後の硬度が高いものほど、密度が高くなるので、水分の侵入はし辛くなります。

比較的親水性の柔らかいベースジェルを塗って水につけておくと、一日後にはふやけてブヨブヨになってしまいます。

これはもちろん爪の上に乗っているベースジェルにも同じことが言え、目には見えないレベルでブヨブヨとしてしまう為に、爪との剥離が起こる、つまり水でソークオフされたような状態になっていると言えます。

それを防ぐためには、できるだけ疎水性のベースジェルで、かつ密度が高く水分が侵入しにくいジェルを作るほうが好ましいと私は考えています。

一方でカルジェルのように水分を透過させるといったメカニズムや、シャイニージェルのように水分で網目を補強し、強くするといった考え方もあります。

このあたりは各社の思惑もありますし、人それぞれ、爪それぞれの相性もあるので、どのベースジェルが自分にあっているのかを探す一つの目安になるかもしれません。

ベースジェルが浮くその理由3:爪への接着力の低さ

そもそもベースジェルが爪と接着してなければ、爪からは容易に剥離してしまいます。

これもまたベースジェルの設計の難しいところですが、基本的には酸性成分を入れることで、爪表面にある水酸基等の極性基と結合し、接着性が出ます。

決して、爪を溶かしてくっついているといったことはないので、ご安心下さい。

もし、溶かしてくっついているのであれば、そんな簡単には取れません。

ベースジェルの接着力は、酸性成分の選定と、酸性成分の量と言っても過言ではないかもしれません。

もちろん酸性成分以外での密着も考えられますが、基本的には酸性成分です。

なぜプライマーを塗ると接着力が上がるのか

例えばベースジェルに酸性成分を10%配合すると、ベースジェルと爪の界面には10%しか酸性成分が存在しないことになります。

その10%でベースジェルが爪にくっついていると思って下さい。

それでは不十分な人(人差があるので)には、より酸性成分を増やしたベースジェルも考えられます。

ところが、そうなると酸性成分は基本的に親水性なので、水を呼んでしまいます。

そうなると、水でソークオフの危険性が高まります。

そうなると、いかに酸性成分を爪との接着に使えて、かつ水でソークオフされないかが重要となります。

その時に使えるのがプライマーです。

プライマーはベースジェルの接着に生かせないものを省いた、いわば接着する成分だけでできている上、水分除去もしてくれるといった理想的な下処理剤です。

プライマーを塗ることで、ベースジェルに含まれる接着成分だけが爪に乗り、接着力を大幅に上げることができます。

ソークオフ性もほとんどの場合悪化するといったことはありません。

ソークオフは、ベースジェルがアセトンによって膨潤することによって爪から剥がすことができるようになることであり、爪とベースジェルの界面を剥がすことではないからです。

酸が入っていないプライマーなども売られていますが、それは大きな効果が見込めないと思います。

プライマーを塗ることで、しっかりとベースジェルが爪に密着し、その結果外からの菌によって成るグリーンネイルなども防ぐことができるので、是非プライマーを塗って、オフする時までちゃんとくっついたままのジェルネイルを楽しんで下さい。