ジェルネイルの中身は似たり寄ったり?

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エースジェルの代わりのジェル

先日ネイリストの方からこんなお話を頂きました。

エースジェルが無くなってから、新しい良いベースに出会えてないと。

確かにエースジェルのレオやノアは良いベースジェルでした。

成分については私も良く知りませんが、使っている方は多く、それだけクレームもなかったからだと思います。

そんなベースジェルの代わりになるものがないので、店舗で在庫している分がなくなれば難民になってしまうと。

そこでどこのメーカーのが良いかと尋ねられました。

エースジェルが無くなってから、確かにどこのジェルネイルが良いのかと探されている方はまだいるのかなと思います。

そういった方に、今のジェルネイル業界の製造側の話をさせて頂こうかと思います。

ジェルネイルはメーカーが作っている訳ではない

ジェルネイルのメーカーは沢山あります。

無くなってしまったエースジェルも含め、パラジェルやプリジェル、シャイニージェル、リーフジェル、サンシャイベイブ等等。

しかし、これらのメーカーは自社で工場を持ち、ジェルネイルを作っているわけではありません。

すべてのメーカーはどこかジェルネイルを作ることが出来る工場に依頼して製造してもらっています。

ジェルネイルは化学製品です。

つまり白衣を着ているような化学者でなければ作ることができません。

そんな化学者はジェルネイルメーカーには居ません。

ジェルネイルメーカーから求人がでていることもあると思います。

その求人欄に理系大学または大学院卒業の人を募集しているのを見たことがありません。

つまり、そういうことです。

UVレジンを作る工場

それではどのようなところが作っているかというと、UVレジンを扱うことができるような工場が代わりに作っています。

そこで雇われている研究者が配合を考え、製品を作り、納品し、メーカーが代わりに販売しているといった構図です。

どうしてこのような構図になっているのかというと、工場を持つということは非常にお金がかかることだからです。

敷地も必要ですし、働く人も必要です。

機械も必要ですし、ノウハウも必要です。

それだけあってもまだ足りません。

今度はその工場を週5日稼働させ続けなければなりません。

しかしジェルネイルの大きさや販売されている数を考えてください。

シャンプーと比べると、毎日使うシャンプーに対してジェルネイルは使う量が少なく、使う人も少ないです。

そうなると、毎日ジェルネイルを作ってしまうと生産過剰になり、在庫を沢山抱えてしまうことになります。

またジェルネイルには季節的な波があります。

冬には足は塗らなくても良いかと、使用量が減ります。

そうした結果、メーカーは自社でジェルネイル工場を持つことができなくなります。

ではどのようになっているかというと、一つの工場がいくつのメーカーと契約し、複数社のジェルネイルを一挙に製造しています。

そうすることで、年間の生産量を調整し、毎日仕事があるような状態を作ることができます。

そしてそのジェルネイルの設計をする人も限られてくるので、その契約しているメーカーのジェルネイルは似たり寄ったりの成分になります。

製造上も同じ配合の方が転用できるのでコストメリットもでてきます。

つまり、ラベルや容器が違うだけで、中身は同じようなジェルネイルが市場には多く出回っているということです。

ではエースジェルの代わりはどうか

エースジェルを作っていたのは十条ケミカルであるという話を以前にしました。

その十条ケミカルは化粧品に配合してはならない顔料をずっと配合してしまっていたことにより、市場からエースジェルを回収しなければならなくなり、その負債を負ったと考えられます。

十条ケミカルはそのジェルネイル事業を恐らく今は続けていないので、エースジェルと同じような中身のジェルは今は市場にないのではないかと考えられます。

ベースジェルは爪と相性のあるものです。

しかしその相性は作り出すことが出来るものです。

同じベースジェルを使い続けることで、爪にそのベースジェルに馴染みやすい土壌ができます。

その結果、ベースジェルの持ちが良くなり、欠けにくく、浮きにくくなります。

そうした努力をしなければベースジェルの切り替えはできません。

万人に合うベースジェルがないように、エースジェルから切り替えることは大変ですが、使い続けても何の解決にもなりません。

評判の良い、使い勝手の良いベースジェルを決めて、そのベースジェルを塗り続けて、そのベースジェルにあった爪にしていくことが大事です。