次世代型海外ジェルネイル

材料

RadTech2018

RadTech2018という国際学会に参加してきました。

今年はシカゴで開催され、多くの光硬化に関する最新の技術について紹介がありました。

主にはコーティング分野、3Dプリント分野が目立ちましたが、いくつかジェルネイルに関する発表もあったので紹介したいと思います。

そもそも光硬化樹脂の用途とは

ジェルネイルも同じく光硬化性樹脂です。

光硬化性樹脂はそもそも何に使われていたかと言うと、コーティングの分野が最初かと思います。

例えばフローリングなどが普段目にする光硬化性樹脂です。

木材を着色等の加工したあと、傷をつけにくくするために光硬化性樹脂でコーティングすることがあります。

そこから派生して、展示会などで見られる光沢感のあるパネルなどはUVインクジェットインキと呼ばれる、光硬化性樹脂を利用した2Dプリンターがあります。

プリンターなのでカラーインキが使われており、カラーインキということで顔料を含んでおり、非常にジェルネイルに近いイメージです。

ただ粘度が全く違うので技術レベルはUVインクジェットインキの方が高そうですが、光源の強さなどもまたジェルネイルよりは強いので、固めるということにおいては有利かもしれません。

そして最新技術の一つが3Dプリンターです。

光硬化性樹脂の良いところを生かし、すぐに硬化させ、大きな硬化物を作ることができ、また原料の選定により柔らかいものから、硬いものまで様々なものを作ることができます。

顔料などを含めることもでき、色物もできますが、多色成形はようやく最近できるようになってきたようです。

海外のジェルネイル

海外のジェルネイルといえば、OPIやシェラックなどが有名です。

ジェルポリッシュと呼ばれる、刷毛付きキャップタイプのものが主流です。

細かなアートをするというよりは、短時間でワンカラーをすることが主流なためかと思います。

それでも柄をつけたいといった希望もあるようで、マグネットジェルなどができたのでしょうか。

RadTech2018でのジェルネイルの発表

今回は大学からの発表としてジェルネイルがありました。

テーマとしては天然物由来の成分をジェルネイルに使おうということでした。

欧米では天然物由来の成分を含めた製品はグリーンプラスチックなど、グリーンといった言葉を含められるそうです。

これがあるとないでは、売上が大きく異なるようです。

エコロジー先進国は凄いですね。

ジェルネイルの原料はアクリレートと呼ばれる石油原料由来の為、確かにエコロジーとは言えないかもしれません。

その一部をバイオ原料に変えることは環境負荷を減らす為の一つのアイデアといえるかもしれません。

一時日本でも、トウモロコシ原料等のバイオプラスチックなども話題になったかと思います。

そうした流れが既に欧米ではジェルネイルにも向き始めているということは驚くべきことであり、日本が本当にそうした分野では後進国であることを思い知らされました。

次世代型ジェルネイルとしてバイオ原料を利用したジェルネイル、私も研究してみたいと思います。