爪は呼吸をする?
昔、爪にマニキュアを塗っていた時に「爪が呼吸できなくなるから良くないよ」と言われたことがあります。
これは真っ赤な嘘です。
爪は死んだ細胞で、髪の毛と同じようなものです。
なので血液も流れていませんし、神経もありません。
もし爪や髪の毛が生きていたら、血液や神経が必要で、爪や髪の毛を切る度に出血と激痛を味わうことになります。
爪自身はタンパク質から構成されており、爪の根本にある爪母と呼ばれる細胞で作られます。
呼吸はしないけれども「水は飲む」
爪はもう死んでいるので、呼吸はしませんが、水は飲みます。
髪の毛もシャンプーをして油が落ちてしまうと軋んだりします。
それと同じように爪も油分や水分を含んでいるからこそ、つるっとしていたり、曲げても折れなかったりします。
どこから水を飲むかと言えば、指から飲みます。
指はもちろん生きた細胞なので汗と同じように水分を出します。
その水分は爪に供給されて、しなやかさが保たれます。
ところが爪先に行くと水分が供給されなくなるので、硬くそして脆くなってしまいます。
その結果、爪先は比較的爪の中でも割れやすいところとなります。
ジェルネイルは「水を飲む」ことを邪魔する
爪に供給された水は、今度は爪から蒸散します。
そうすることでまた爪が乾き、水が指から供給される、といったことを繰り返しています。
ところがその蒸散をジェルネイルは蓋をしてしまうので、水分が供給されなくなってしまいます。
その結果、爪は硬く脆く、欠けやすい薄くなったと感じる爪になってしまいます。
ジェルネイルをしながら、爪に水を飲ませるには
ジェルネイルでネイルベッドのほとんどは覆われてしまっていますが、それでも水分を与えるケアは絶対に欠かさずしたほうが良いです。
それこそがジェルネイルを長く楽しむ秘訣になると考えています。
そのためにも、爪オイルといったものをジェルネイルを塗っていたとしてもキューティクル周りに塗って水分や栄養を与えてあげるのが良いです。
そうすることで爪にも十分に水分がいきわたり、薄くなったと感じることも少なくなるかもしれません。
髪の毛にトリートメントをするように、爪にもオイルを塗ってあげてはいかがでしょうか。