色素沈着って?
マニキュアでベースコートを塗らずにそのままカラーを塗る方は多いと思います。
すると特に赤系を使った時に除光液で落としても爪や指が赤く染まったことはありませんか?
これが色素沈着です。
細かく砕かれた顔料が爪や皮膚の微細な隙間に入ることで簡単には取れなくなってしまいます。
これを防ぐ為にもマニキュアでもベースコートは塗った方が良いと思います。
ジェルネイルでも色素沈着は起きる!
ジェルネイルはマニキュアよりも多くのカラージェルを塗る為、顔料自体はマニキュアよりも多くなってしまいます。
つまり色素沈着が起きる可能性も高くなってしまいます。
ジェルネイルではほぼ間違いなくベースジェルを塗ると思いますが、残念ながらベースジェルだけでは色素沈着を防ぐことはできません。
色素沈着は付けている間に起こっているのではなく、アセトンでソークオフする時に、アセトン中に顔料が溶出し、その染まったアセトンがベースジェルに入り、または爪とベースジェルの隙間に入り込み、ソークオフもされますが、同時に色素沈着も起こしてしまいます。
これを防ぐ為には、ソークオフする前にカラージェルをほとんど削り取っておく必要があります。
色素沈着を起こしやすい顔料
化粧品に使える顔料は限られています。
この中でも特に「赤104」と呼ばれる顔料は、非常に鮮やかな青みがかった赤色で、蛍光のような色なのですが、とても染着しやすいといった性質を持っています。
実際に「赤104」が含まれるカラージェル数社のものを試したところ、ほぼ全てのカラージェルが染着するといった結果が得られました。
本当にきれいな赤なのですが、残念です。
鮮やかな赤のカラーで成分表示を確認した時に「赤104」と書かれていたら、染着する可能性があることを覚えておかれると良いかもしれません。
またサロンワークにおいては、リピートの方にこの系統のものを使ってしまうと、オフ時にクレームになる可能性があるので削りを多くするとまだ多少マシかもしれません。