化粧品研究者が教えるジェルネイルの真実

攪拌不要のジェルの真実

使用前の攪拌の必要性

カラージェルにはクリアジェルのほかに顔料が含まれています。

顔料はクリアジェルには溶けずに不要成分として浮いているだけです。

その結果、クリアジェルの比重と顔料の比重に差がある場合、たいてい顔料の方が比重が大きいので下に沈んでしまいます。

そのために、カラージェルの上を筆で取っても顔料が少し少なくなってしまっているので、薄くなってしまいます。

それを防ぐためには攪拌が必要でした。

攪拌不要のジェルネイル

攪拌してしまうと空気がジェルに混ざり、気泡になったり、酸素がジェルネイルの中に含まれるので酸素による重合阻害が内部でも起きてしまいます。

そこで攪拌をしなくても良くできないかと考えられたのが、攪拌不要のジェルです。

攪拌不要にするためには、チキソトロピックな性質をジェルネイルに付与する必要があります。

チキソトロピーとは、せん断応力が大きいときに粘度が減少し、せん断応力が小さい時に粘度が減少する性質のことです。

つまり、筆で触ると柔らかくなり、静置された状態では固くなり、流れないようなジェルネイルです。

このような性質を示すジェルはVETROや残念ながら廃番になったラピジェルがそうです。

攪拌不要によるデメリット

ある材料を追加することでチキソトロピー性を付与できますが、その量によって強さが変わります。

刷毛後が残る程になってしまうこともあります。

ある材料は光を透過しない為、カラージェルの硬化性が少し悪くなる可能性があります。

基本的にはそれ以外のデメリットはありません。

もしこれからカラージェルを買われるのであれば、特にセルフの方には攪拌不要のジェルをお勧めします。

一方ネイルサロンでは、朝一で攪拌さえしてしまえば、その日一日は攪拌しなおさなくてもほとんど濃度は変わらないと思うので、入れ替えるほどのメリットはないかもしれません。

攪拌不要で買うべきカラージェル

正直なところ、顔料だけを含むカラー(つまりマットカラー)ではあまり大きな効果はないですが、ラメ系のカラー、特に大きなグリッターなどを含むものでは凄くその効果は大きく、ぎっちり感を味わうことができると思います。

まずはラメ系からご購入されてみてはいかがでしょうか。