目次
UVライトとは?
UVライトとは、古くから使われているタイプのライトで蛍光管タイプのものです。
青白く光り、365nm付近の波長の紫外線を出します。
UVライトは出力が低いのであまり熱くならないことが特徴です。
硬化時間が2分くらいかかります。
とても安く、楽天などで検索すると1200円くらいから買えます。
はじめて自宅でセルフネイルをする方にはUVライトで十分だと思います。
とはいえ、UVライトにも欠点があります。
それは蛍光管自体が経年劣化してしまうことです。
そうすると推奨の出力がでなくなってしまう為、硬化不良やもちの悪さに繋がってしまいます。
見極めるこつとしては、普通の蛍光管と同じで蛍光管の根本が黒くなってきたら交換です。
まだ光っていて、硬化しているとしても、内部まで十分に硬化していない可能性があるのでぜひ交換してください。
交換はついているもの全部を一気に交換することがオススメです。
UVライトで硬化させるジェルネイル
UVライトの出す365nmの紫外線は、ジェルネイルに含まれている光重合開始材にエネルギーを与えて、硬化をはじめるきっかけになります。
波長が小さければ小さいほど365nmより小さい波長(例えば330nmとか)を使えば、より硬化するようになりますが、今度は危険性が増してきます。
ご存知の通り紫外線は皮膚に良い影響を与えない為、それほど影響がでない範囲ということで365nmといった波長が選ばれています。
まあそれでも紫外線には変わらないので、あまり良いとは言えません。
365nmの紫外線をあまり出力高くなく照射するので、ジェルネイルはゆっくりと硬化していきます。
そのため硬化熱は小さくなりますが、その一方で内部硬化性が悪くなる傾向にあります。
クリアジェル等であれば光が通りやすいので内部の硬化不良などは起きにくいですが、カラージェルではよく硬化不良を起こしてしまいます。
UVライトを使ってカラージェルを硬化させる際には、できるだけ薄く塗り、層を重ねて発色させるようにしたほうが綺麗に仕上がります。
LEDライトとは?
LEDライトの波長は405nmくらいで、紫外線と可視光線のぎりぎり間くらいです。
昔のジェルネイルは、この405nmの波長の光を吸収できなかった為、LEDライトを使って硬化させることはできませんでしたが、最近発売されるジェルネイルのほとんどは405nmの光でも硬化できるように設計されています。
具体的には「トリメチルベンゾイルジメチルホスフィンオキシド」と呼ばれる材料が含まれているジェルネイルはLEDライトで硬化させることができるので、選ばれる際にチェックすると良いかもしれません。
LEDライトはUVライトに比べて出力は高めです。
それは405nmの波長の方が365nmの波長に比べてその波長がもつエネルギーが低いからです。
価格はUVライトと比べると高く、安くても5000円くらいします。
ただしUVライトと異なり、ライトの経年劣化がほぼないと言えるので、半永久的に使うことができることを考えると、安上がりかもしれません。
LEDライトで硬化させるジェルネイル
ジェルネイルも素早く硬化する為、硬化時間は長くても30秒程度、早いものだと5秒といったものもあります。
その分硬化熱が高くなりやすいので注意が必要です。
一方で内部まで光が浸透しやすいので内部硬化に優れています。
とくにカラージェルの硬化に優れており、多少厚く塗ってしまったとしても十分に硬化させることができます。
その点から考えると自宅でセルフでされる方でも、硬化不良を起こす心配が少ないといった点で有利かもしれませんね。
UVとLEDのハイブリッド(ミックス)ライト
365nm~405nmまで幅広い光を出すことができるハイブリッドライト(ミックスライト)もあります。
高出力になりすぎず、それでも硬化不良を起こさないように考えられた優れたライトですが、すべてのジェルにあうとは限りません。
ジェルネイルは各社とも、まずは自社で開発したライトで十分に硬化するかを確認します。その上で、一般的な市販されているUVライトやLEDライトでも硬化するかを確認しますが、それについては硬化するといった保障ができないというのが実情です。
つまりハイブリッドライトやミックスライトでの硬化を確認されているかもしれませんが、十分に硬化するといった保障はない為、ハイブリッドライトやミックスライトを作られているメーカーのジェルでのみご使用されるのが一番だと思います。
結局どれを選べばいいの?
長期的なコストパフォーマンスとジェルネイルに適しているのは間違いなくLEDライトです。
特に今どきのジェルネイルはどちらかといえばLEDライトを中心に考えられています。
これから買われる方、今持っているけど次のが欲しい方は、ぜひLEDライトをお選び頂くと良いかと思います。